めくるめくサイケデリック建築物が繰り広げられる「岡山県岡山市」。この街にある建物やサービスは東京在住の当方から見れば非常に奇妙奇天烈であり、そして誰もがこのシステムの不可解さに頭を抱えるに違いないだろう(岡山県人のぞく)。そんな岡山県に仕事(とある方の情報の裏取り)と、遊び(まくちゃん軍団)をかねてやってきた当方が向かう先は岡山県民でも見逃してしまう隠れた名店「平山食品センター」。実際にこの店が隠れている店なのかどうかは定かではないが、間違いなく言える事は「バイパス沿い」にあるという時点で「全然隠れる気が無い」という事だ。ついでに書いておくと、この店は普段から大繁盛し、こんな正月でも営業するほどの店らしい。
また、この店に唯一いった事のある「るら坊」氏によると、この店は恐ろしくうるさいにも関わらず、店のおばちゃんどうしが小声で注文をしても聞き取ってしまう上に、アポロ11号に搭載されていた計算演算機よりも高速にメニューの金額を計算してしまうとロボットのような人間との事だ。
そして到着した「平田食事センター」についた瞬間、当方は「岡山まで来てこれですか・・・」と落胆し、「ch3」氏の温厚な顔は土偶のように無表情になり、半分眠そうだった「まくちゃん」さんは目が覚めた。
なぜ目が覚めたか、それは書くまでも無く「予想以上に店のたたずまいが凄まじかった」からである。考えてみて欲しい。
「とても美味しいおでんの店がある」と聞けば誰でも小さな小料理屋風情の食べ物屋を連想するであろう。しかし眼中に映し出された建物は「完全にトラックの運転手さんや、長距離ドライブに出かけたときに立ち寄るような店」であったからである。
http://www.hvs.jp/hirasyoku/hirasyoku.htm
平田食事センター(ヒラショク)
誰もが唖然とするなか、「るら坊」さんは呆然とする3人を店内に導いていった。その店に入るまでに何台の自動販売機を見たかは記憶にないが、少なくとも当方の住んでいるアパートの500メーター圏内にある自動販売機よりも多かった事は確かである。
そして店内。
そこには「バーチャファイター4」が複数台並び、そしてその筐体からはっせられる音はプライベートライアンのノルマンディ上陸作戦のオープニングシーンの銃撃戦の音よりも騒がしく、そして目の前には「三丁目の夕日」のような昭和ちっくなノスタルジー感が感じられるメニューが並んでいる。
近代+過去=平田食品センター
そんな図式が脳裏に浮かんだが、腹も減っていたし「るら坊」さんのオススメする「スゲェうまいおでん」とやらも気になったので、とりあえず「おでん」を食べる為にカウンターに並び、おでんを数種類チョイスしていたところ、横にいた「るら坊」さんが「あ、こっちの方が味がしみこんでいていいですよ、ヘッヘッヘッヘッ」と悪魔のような囁きと共に「既に茶色を通り越したダイコン」を当方の皿の上においた。その他に何を注文したかはわからない。というか記憶すらしていない。それくらいに「抹茶色なダイコン」にはインパクトがあった。そして噂の会計、様々な品を頼んだにも関わらず、目の前にいる店員のおばちゃんは高速演算機の如く0.0001秒ほどのスピードで会計を行い、そして後ろにいた「ch3」さんの会計をおこなった。多分、彼女らの脳みそを新型ロケットに搭載したならば、ロケットが落ちるという事故は少なくともおきないであろうと思いながら、先に会計を済ました「るら坊」さんを探して、遅い昼飯を食べ始めたわけだが、横に座っていた「ch3」さんが注文したウドンを眺めて小首を傾げ始め、そして次のようにみなに問いかけた。
「今まで色々なウドン食べているんですけど、このうどんの具って変わっていませんか?」
確かにその「うどん」に乗っている具は通常と異なっていたし、この具の組み合わせがトッピングされている食べ物は当方は現在のところ知らない。
そんな事は気にせず食事をアッと言う間に終了させてそそくさとゲームコーナーに行く「るら坊」さん。おでんを主軸に注文した為にあっという間に食べ終えてしまった「当方」、普通に食事をする「まくちゃん」さん、まぁいいかという表情で食事をする「ch3」さん。無言の食事、キリストの最後の晩餐よりもそれは静かであったと思うが、その最後の晩餐現場にいた訳ではないので、とりあえず当方たちの方が静かではあったと思う。その後ろで鳴り響く「バーチャファイター4」と「UFOキャッチャー」と「パチスロ機」の音がスラッシュギターのように耳に鳴り響く。この時の映像を誰かがビデオに撮っていたら「亜空間」というタイトルに違いないだろう。おでんを食べ終わり、冷静にまわりを見回すと、結構な数のお客さんが「ラーメン」を注文している。しかも壁には「おいしいよ!!! ラーメン」という張り紙がある事から、名物がラーメンであるという事実がわかったので、とりあえず再度カウンターに並び「ラーメン」を注文して食券を受け取り席に座って待った。その瞬間、ゲームセンターに行っていた「るら坊」さんが、「はい、おみやげです。このお店のマスコットキャラクター[ひらたまごちゃん]のヌイグルミです。素敵な岡山記念にどうぞ」と言って、ぴちょん君とやらよりかわいらしい「茶色い煮たまご」をモチーフにしたような人形をポンと机の上においてくれた。これを「ありがためいわく」というのだなと思いながら、「ひらたまご」のヌイグルミを眺めていると、顔面に大きく、それは牛の焼印のように「ひらたまご」と大きく書かれていたので二度びっくり、もう亜空間どころではない。そんな事をしているうちにラーメンが届いた。パッと見た感じはよくあるラーメン、しかし何かが違う。何かが違うが「見覚えがある」。
デジャヴかと一瞬思ったが、よーく見ると先ほど「ch3」さんが注文していた「うどん」の具として使用されていたモノであった。汎用性の高い具、スピード重視、アヴァンギャルト・・・・そんな言葉が過去の記憶と共に脳裏をよぎり、そしてラーメンをすする。味は普通、特に癖も無く誰でも安心して食べられるラーメン・・・・謎である。完全に疲れきって食事を終えて店を出る男達。
世の中の事なんかどうでもよくなった夕刻、煙草を吸いながら「平田食品センター」出て外観をボーっとを眺つつ、戦場カメラマンのようにヒラショクの写真を応援していると、今回の事件の張本人と言っても過言ではない「るら坊」さんが、大きなカブトムシを捕まえた純朴な少年のような目で、「吉野さん、すごいですよ。ヒラショク。小林君っていうマスコットキャラクタまでいるらしいですよ。今はUFOキャッチャーでは取れないらしいけど」と伝えてくれた。「ひらたまご」&「小林君」(後に調べたところによると[こばちゃん])という二台巨頭のマスコットがいる地方の定職屋、そしてかなりの規模を誇る娯楽施設、マシーンのようなおばちゃんが高速演算を目の前で披露、間違いなく岡山県一の娯楽施設である事は間違いないであろう。
そしてその夜、とある人物と会い、とある人物の話が本当であるかの裏を取り(根が深いようで、これの話をまとめるだけで数県まわる事が確定)、そして酒を軽く酌み交わしながら話し、その後フラフラ道を歩いている時にフッと一陣の風のように「平田食品センター」が脳裏をよぎったので、先に書いたような話をしてみたところなんと彼は「平田食品センターの近所」に住んでいるという。
そんな彼がわざわざ安息の時間を潰してまで徹底レビューしてくれたのが下の日記だ。
http://www.sasami.com/makura/diary/2004_01/
某氏が態々出向いて細かいレビューをしてくれました(写真つきで雰囲気がかなり伝わってきます)
そして岡山から東京に戻り、正月休みを完全返上した我が社の俺机には「るら坊」さんから頂いた「ひらたまご」ちゃんの人形が置いてある。
これを見た人間は誰もが「ぴちょんくんですか?」と聞くが、当方はさも当たり前のように「ひらたまごちゃん」と答えている。このように地味に「ヒラショクブーム」を起こそうと躍起になっているが、現在のところ「ひらたまご」を見て、岡山県まで出向いて「ヒラショク」に出向いた人間は皆無だ。
岡山県でもっとも素敵なワンダーランド「平田食品センター」。
岡山に出向いた方はぜひぜひ一度立ち寄って、素敵なラーメン&機械の世界に迷い込んだ気分になれる大量の自動販売機、そして電子演算機能を搭載していると予想される「おばちゃん」の目の前にある、一袋10円の「ふりかけ」で素敵なランチを楽しんでみるとよいかもしれない。
岡山よいとこ、一度はおいで「平田食品センター」
追記・・・・「るら坊」さん曰く・・・・・「岡山で一番の食べ物屋です。特におでんは絶品(特に茶色くて溶けそうな奴が)」
参考リンク
http://www.hvs.jp/hirasyoku/
平田食品センターオフィシャルホームページ
http://www.hvs.jp/amuse/hiratamago.htm
今年ブームの兆し「ひらたまご」ちゃん
http://www.hvs.jp/hirasyoku/kobadoll.htm
隠れキャラ「小林君」人形(ヒラショクオリジナル)
平田食品センターに行った方々一覧
http://www.renpou.com
吉野健太郎
http://www.cute.or.jp/~makuchan/wore.html
るら坊さん(まくちゃんさんのサイトに多々登場しています)
http://www.din.or.jp/~ch3/
ch3さん
http://www.cute.or.jp/~makuchan/wore.html
まくちゃんさん
http://www.sasami.com
岡山健さん(某氏こと、抱き枕の方)
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